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こんにちは、 まだダウンを着ていた、騒動の始まりから、すっかり暖かくなってしまった。なんとなくだけど、もう少し暑くなればウィルスの活動も衰えるのでは、という期待がどうしても心から離れない。一般的な認識からくる根拠のない考えなのはわかってる。 色々と、新しい言葉、習慣、生活スタイルがいっきに生まれていると思う、働き方もみんな変えているし、消費行動に対する考えなんかも変わってきてるのではないかな? 僕も最近、初めてWeb飲みってのをして、しかもそれがインスタでLive配信されてたりと、更にはその飲み会で商品企画に繋げちゃったりと、なんだか凄いことが始まってるのだなと、実感した。 きっとこのウィルス騒動が収束(希望の意が強いが、ホントに収束するのかがとても不安)する頃には、世界が大きく変わり始めているのだろうなぁ。 今までの活動の中で、不必要だったと気付かれて行われなくなる事、は増えるだろうし、なくてもよかったと気付かれてしまうモノ、も売れにくくなるだろうね、 僕の作るモノは、どちらかというと贅沢品に入ってしまうと自認しているので、そういう意味では少し不安だな。 初心に戻って、必要な機能を備え、欲しい、持っていたい、と思われるデザイン、多くの人にとっての適正な値段、などについて考え直す時なのかもしれない。 で、どうしても時事の話になっちゃうんだけど、ここ数週間やっぱり、ここイタリアの今と、日本の今との温度差がすごく気になってる。日本の家族や、友人知人、親戚なんかとも普段より頻繁に連絡を取るようになったし、日本のニュースも毎日見ると、まるで、同じ地球上ではないんじゃないか、と思わされるくらいの温度差。 もちろん背景が全く違っていて、外出禁止令、と、外出自粛要請では条件が全く違いその結果の差が大きいと言う事は、すぐにたどり着くのだけど、なら、その命令が正しいのか要請が正しいのかはボクには分からない。 だけど、命令を発令する時にハッキリと言ったイタリアの首相の “命を守ることが第一です” と言うのは絶対に正しいと思う。 だからこそ少ない情報の中でも命ずる事が必要と判断し、皆が従わなくてはと思えるパフォーマンスをして、今のロックダウン状態が成立している。 その成果が他と比べてどうなのかと言うのもボクには判断しかねるけど、、、窓から国旗を掲げて無言のまま連帯感を主張しつつ、一人一人がウィルスとしっかり向き合って頑張れるイタリア国民に、意外性を感じつつ、とても関心、感動すら覚えてる。 そんな場所から、日本の状況を見ると、本当に呑気で、涙が出そうになるよね、勿論、公表される感染者数が少ないし、亡くなる犠牲者もまだまだ少なくて、実感はないのだろうけど、こんなに情報伝達能力の発展した今日でも、その情報を目の当たりにしても、誰にも的確に情報を処理できていないのかなとしか思えないのよね。 これでもし、夏に入って、自然現象的に感染が落ち着いてしまえば、日本は最も少ない被害で済むのだけど、他の国に比べこの災難から得るモノはとても少なく終わると思う、それはその後の世界の中で大きな差を生むのかもしれない。 結局は、価値観の違いなのかなと。 かなり大袈裟に表現しちゃえば 生きている事が第一で、生きるために、幸福のために仕事をする、のか、 仕事をするために生きている、仕事があるから生きていられる、なのか 日本では気付かないうちに後者にされてしまう社会構造があるのでは、と、イタリア在住四半世紀を過ぎて感じる今日でした。 #
by iltrincetto
| 2020-04-25 20:01
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